お待たせしました!今日は胸郭出口症候群シリーズの3つ目です!
今回は過外転症候群についてです。
なで肩、ねこ背、ハードな筋トレなどで胸から腕の付け根にある小胸筋 が緊張することで
腕神経叢や鎖骨下動静脈を圧迫して発症します。
デスクワークなど手を前に出した状態が長時間続く作業や
手を上に挙げて行う作業の多い方に多く見られます。
病態
小胸筋で神経や動脈を圧迫するため、手を挙げると痛みやシビレが出やすく
腕や手のしびれ、だるさ、手の蒼白、指の感覚障害などの症状が現れます。
小胸筋とは表面を大胸筋に覆われたインナーマッスルで、胸の前の肋骨から肩甲骨の烏口突起という肩甲骨の突起の部分に付着します。
この小胸筋の下を神経・血管が通リます。
検査法
過外転症候群の検査は小胸筋にストレスを与えてそこを通る神経・血管の圧迫を見ます。
この検査法にはライトテストがあります。
①座った状態でバンザイをします。
②この時、肘を直角にして肘が肩の高さと水平になるように横に開きます。
③もう一人にこの状態で手首の脈に触れてもらいます。
④そこから更に肘を後ろに軽く引いて、脈が消失またはほとんど感じなくなるかを調べます。
これにより橈骨動脈の拍動が減弱または消失でライトテスト陽性となります。
治療法
当院では筋肉のアプローチとして筋肉の中でも特に悪い部分(痛みを誘発している部分)であるトリガーポイントを
見つけ出します。そこに手技でアプローチしていき血流の改善や筋肉の柔軟性の向上を図ります。
また背骨の歪みから筋肉のバランスの低下が起こっている場合は背骨の歪みを正す矯正治療も行っております。
初回の問診で詳しく症状をお聞きして、痛みの原因を見つけ出しそこに対する治療のご説明や治療計画などは
しっかりと話し合って決めていきますのでご安心ください。
症状に悩まれている方は早めの治療をおすすめいたします。
まずはご連絡お待ちしております。