みなさんこんにちは。今日は女性の多くが一度は気にしたことがあるであろう
むくみ(浮腫)についてです。
むくみは朝起きてすぐの時に感じたり、長時間立ちっぱなしや座りっぱなしの時に靴下の跡が
くっきりついているなどで感じる方は多いのではないでしょうか?
日常的にも起こりやすいけど原因やむくみが起こるメカニズムっていうのは意外と知らない方もいると思いますので
これをみて予防や改善の参考にして頂ければなと思います。
原因
・原因である体内水分の分布のコントロールには、①血管内の静水圧(血管内の水分量) ②血管内の浸透圧 ③血管の透過性 ④リンパ管
が関与しています。その他に外的な要因として⑤長時間同じ姿勢でいること(特に足のむくみの場合)があげられます。
・むくみは血管内の水分が多くなりすぎたとき、もしくは静脈がどこかでせき止められ、静脈血圧(血液が流れる圧力)が上昇し血管からしみ出す水
分量が増えることで起こります。水分や塩分(摂取すると水分を多く取り込む性質があるナトリウムとなって体内へ運ばれる)
を摂りすぎたときにむくむのは血管内の水分量が多くなり、静水圧が上昇するためです。
・浸透圧の低下 血液内の栄養が少なくなると血管内に水分を保つための力(浸透圧)が低下するので、水分を血管内に保っておくことが難しくなるこ
とがあります。そのため、血管の外に水分や塩分が増え、身体がむくみます。
・リンパ管の閉塞 手術でリンパ節を取り除いたり、放射線治療によって、リンパの流れが停滞することで起こります。(リンパ浮腫)
・長時間同じ姿勢でいること 長い間立ちっぱなしや座りっぱなしでいると、重力の関係で下肢に水分がたまり、むくみの原因になります。長い間歩
行した場合はあまりむくみません。これは筋肉のポンプを使って血液が循環しているためです。
予防
下肢の筋肉がつくとむくみにくい体質になります。ウォーキングやランニングなど、日々の適度な運動を心がけましょう。
また、弾性ストッキングの使用も血液の流れを促進します。
・塩分を控える
塩分の摂取量が多すぎると、むくみに直結します。心不全や腎不全がある人は必須ですが、持病がない人の場合も塩分を制限することは重要です。
・アルコールを控える
アルコールを飲むと喉が乾き、水分を余分に摂ることによってむくみやすくなります。
アルコールを飲む際は一度に多量を飲むことを避け、少しずつ飲むようにしましょう。