みなさんこんにちは!

今日は胸郭出口症候群のシリーズ1という事で種類が4つありますので

今日はその1つ目を紹介していこうと思います。

 

斜角筋症候群

~説明~

首の前斜角筋と中斜角筋の間に斜角筋隙という隙間があります。

そこに鎖骨下動脈と腕神経叢が通っています。

これは肩、腕、前腕、手までを支配しているため、この隙間で圧迫をされると

痛みや痺れが起きたり、手のだるさ、冷えを感じたりします。

腕の上げ下げを頻繁に行う人や、なで肩の女性に多く見られる症状です。

頚椎椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症などと症状が似ているため鑑別が必要です。

 

~検査法~

モーリーテスト

この検査法は首の前斜角筋という筋肉の付着部周辺を指で圧迫する方法です。

指圧した時に同側の腕や手にしびれや放散痛があれば斜角筋症候群の疑いがあります。

 

アドソンテスト

痛みやしびれが生じている腕の方向に頭を回転させます。

その後、顎をあげて深呼吸を行わせ被検査者の橈骨動脈の脈をはかります。

脈拍が弱くなったり、消失したりした場合には、斜角筋症候群の疑いがあります。

 

 

治療法

斜角筋症候群は急速に進行する症状ではなく、自然に治ることもあるので、あせらず、ゆっくり治療を受けることが大事です。

首、肩を動かす運動療法(ラジオ体操程度)は、根気よく続けてみるべきです。

また、手軽な方法としてはお風呂につかることです。

体を温めると血流が改善し、筋肉がほぐれます。神経においても冷えると痛みやしびれが増すことが多く

温めることは斜角筋症候群では手軽にできる治療です。

当院では温める治療+手技療法(トリガーポイント療法)で奥深くの痛みの引き金となっている筋肉を

さらにほぐしていきます!

普通のマッサージでは得られない効果をぜひ体験してみてください。


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