外反母趾(がいはんぼし)
皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
外反母趾とは、足の親指の関節が人差し指の方向へ「く」の字へ曲がる症状のことです。
レントゲンなどで見ると親指が人差し指の方向へ曲がるのと同時に、第1中骨(足の付け根の部分の骨)が内側に広がっています。
外反母趾になると、靴を履く時に骨が靴に当たり、とても痛いです。
特に女性はハイヒールを履く機会が多いのですがハイヒールは先がとがっていたりと足にぴったりなものが多いので、
骨が当たり痛みを感じるケースが多いです。
それでも無理して靴を履き続けることにより第1中足骨頭の内側部分の隆起(バニオン)
ができ皮下滑液包炎などを発症することがあります。
人間の体には皮下滑液包という小さな袋があり骨と皮膚が当たった時に衝撃を防ぐクッションのような役目を果たしています。
皮下滑液包に炎症がおきて水が溜まりすぎる状態が皮下滑液包炎(バニオン)
で腫れや痛み赤くなるなどの症状が現れます。
さらに外反母趾が進行すると歩く時に足の裏にかかる力のバランスが崩れ
一定の場所にタコができるなどの症状が現れる場合がありそれによりさらなる痛みを引き起こします。
治療方法
外反母趾の原因になるのは、先の細い靴やかかとが高い靴ですから、先が細くなく、かかとが高くない靴が理想的です。
足の指でグーとパーを作る体操が効果的です。
グーは全ての指を曲げます。パーは全ての指を開きます。このとき親指が開いていることが一番重要です。
子どもの外反母趾予防にも効果的です。
グー、パーができない人は親指をつかんで人差し指と逆方向へ伸ばすストレッチを行い、関節を柔らかくすることが重要とされています。
そのほかにもテーピングでの治療などもございますので気になる方はまずはご連絡ください。