みなさんこんにちは

今日は腱板損傷についてまとめています!

 

まずは肩関節の機能や構造について簡単にご説明します。

肩関節アウターマッスルである表面の三角筋とインナーマッスルである腱板(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)が協調することによって動

きます。アウターマッスルは大きく太いために強い力を発揮し、インナーマッスルとは関節の近くに存在するため

関節の安定性を高める機能があります。

肩関節は肩甲骨の関節窩(受け皿)に上腕骨頭がはまっており、インナーマッスルである腱板が働く事により

上腕骨が受け皿に押し付けられ安定します。腱板が切れることによりその安定性が損なわれ

肩をあげる事ができなくなったり、痛みの原因となります。

 

症状

 

症状は肩を挙げた時の痛みや夜間の疼くような痛み、また肩を挙げられないといった症状です。

一般の整形外科で四十肩五十肩と診断されることも多く、四十肩五十肩と言われた方の中に腱板断裂の方がいる事はよくあります。

四十肩五十肩は、別名で凍結肩と言われるのですが、少し時間が立つと凍結したように固まって動かせなくなります。

これは他の人が肩を上げようとしても硬くなっていて動かせない状態になります。

一方で腱板断裂の場合は痛みであげられなかったり、自分であげる事はできなくても、拘縮は比較的少ないと言われています。

原因

腱板が切れる原因としては転倒や転落、重たいものを持ちあげたりと急激な肩への負荷で切れてしまう外傷性のものと

加齢の変化で徐々に腱板がすり減り、最後には切れてしまう変性による断裂があります。

 

治療法

完全断裂の場合は手術をしないと切れた腱板が自然にくっつくことはありません。

ですが日常生活で肩を酷使しない生活の方は痛みは徐々に減っていき日常生活に支障が出ない程度まで回復することがほとんどです。

ただし筋力低下が起こっている場合はリハビリとしてチューブトレーニングやストレッチ、体操などが必要になります。

 

完全断裂ではなく損傷レベルであれば周りの筋肉の負担を減らす治療や柔軟性を出すストレッチや、負担をかかりにくくする為に姿勢矯正などを行います。自己治癒力を向上させることで早期の復帰が期待できます。

 

 


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