みなさんこんにちは

今回はスポーツ障害の中でも良く耳にする「野球肘」について解説をしていきたいと思います。

私もずっと野球をやっていましたので野球肘は小さい頃から聞いたことがありましたが細かい状態などは知りませんでした。

みなさんの中でも聞いたことはあるけれど実際どういう状態かまでは知らない方もいると思いますので、野球肘の症状や種類など

詳しくお伝えしていこうと思います。

 

症状

 

野球肘の症状として代表的なものは、ボールを投げるときや投げた後に痛みが出たり、投球をしていなくてもズキズキと疼くような痛みや押すと痛

む圧痛が出ることです。 痛みが現れる部分としては、肘の内側や外側、後ろの3ヶ所です。

また、肘の可動域が狭まることもあります。 痛みが強く、肘が伸ばせなくなったり、曲げられなくなったりします。 そして、症状が深刻になると、

肘が全く動かせなくなることもあります。

 

原因

 

野球肘を発生させる原因は、肘の使いすぎです。 野球肘は、成長期の子どもがなることが多いのですが、小中学生の関節周辺に

は、大人に比べて明らかに強度が低い軟骨があります。 そして、投球動作においては、ボールを投げるたびに肘の内側に、外に離れようする力が加

わり、緊張状態が生まれます。 その緊張は、小中学生の弱い軟骨にとって、とても強い負荷となります。 そのため、投球動作を繰り返すことで、負

荷が過剰となってしまい、野球肘を発症するのです。

 

 

治療法

 

最初に、保存療法について解説をしていきます。 ほとんどの場合、いきなり手術を行うのではなく、保存療法から治療を始めていきます。

保存療法とは手術以外の方法のことです。

まず、野球肘の主な原因は、肘の使いすぎなので、投球動作を休止して肘を安静にすることが大切です。

多くのケースでは重症化することはなく、安静にすることで症状は改善されます。 しかし、レントゲンを撮ってみて

肘の骨にまで変化が及んでいる場合に関しては、最低でも3ヶ月以上は投球禁止です。

そしてその後においても1~3年の経過観察が必要となります。

また、たとえ軽くでも投球動作を行った場合は、投球後のアイシングを徹底します。

投球禁止期間は、ストレッチや体操を行い、全身の筋力強化や柔軟性を高める運動を行います。

そして、ボールを投げる動作でなくても、跳び箱や腕立て伏せなどの肘に強い負荷がかかる動作は禁止します。

 

保存療法を続けてみて治らない場合や、悪化していっている場合は手術をすることをおすすめします。

 


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