腰痛の原因はぽっこりお腹かも!?
ぽっこりお腹の原因の1つになりうる姿勢。ここに大きく関係するのが背骨です。
人の背骨は本来S字カーブになっていて、バランスの安定や姿勢維持、衝撃の吸収などの役割を果たしています。
ただし背骨は歪みやすく無理な姿勢や悪い癖がついてしまうと背骨が歪んでしまったり真っ直ぐな背骨になったりします。
そしてまっすぐな背骨になってしまうと腰や背中などに負担が集中し、筋肉を必要以上に使うことが腰痛の原因となるのです。
ぽっこりお腹に関わる骨盤の歪み方は、大きく2つに分かれます。
骨盤がお腹側に傾く前傾型は、反り腰であることが多く、そのためにお腹を前に突き出すような姿勢をとりがちです。
骨盤前傾型の方に出やすい特徴は、次のようなものです。
・ぽっこりとお腹が出る(反り腰になる)
・お尻が出っ張る
・太ももが張りやすい
・カラダを反らす時に腰に痛みが出やすくなる
猫背姿勢で見られる後傾型は、背中を丸めてお腹を前に押し出すような姿勢をとりがちです。骨盤後傾型の方には、次のような特徴がみられます。
・腰の背骨のカーブがなくなる
・猫背になる
・腰から背中の筋肉が張りやすくなる
・前かがみの姿勢で腰に痛みが出やすくなる
どういった人がぽっこりお腹になりやすいのでしょうか?
以下の点に当てはまる人は、ぽっこりお腹で腰痛になる可能性があります。
ヒールなどかかとが高い履物を履いたり、立ったままでの作業が多い方、デスクワークの時間が長い方などです。
そうなると背骨の腰のカーブが急になり、お腹をぽっこり出す姿勢になります。すると腰に負担がかかりやすい状態になり、腰痛を引き起こす原因
になります。
・立ったままでの作業が多い
アパレル販売員のように、仕事の大半を立って作業する人も、ぽっこりお腹による腰痛に注意が必要です。
立ち仕事をしているとだんだんお尻や太もも、ふくらはぎに疲労が溜まっていきます。
すると疲労が溜まったお尻や太ももの筋肉に引っ張られ、徐々に腰が後傾していきます。
後傾した腰を起こそうとする時に、本来ならお尻や太ももの筋肉と骨盤が連動するのですが、疲労が溜まった状態だとこの連動性がなくなり、代わりにお腹をぽっこり突き出して、腰を反らせて骨盤を起こそうとします。
そうすると、腰への負担が大きくなり、腰痛の原因になるのです。
・デスクワークの時間が長い
パソコンを作業するとき、椅子に浅く腰かけ、デスクに体重をかけて画面を覗き込むようにして作業をしていませんか?
その姿勢のとき骨盤は前傾し、姿勢を安定させるのに不可欠な筋肉を使わない状態になります。
そして、その状態が長い時間続いてしまうと腰の反りがだんだん強くなり、腰痛の原因になってしまいます。
腰以外でも足の痛み、肩の痛み、背中の痛み、首の痛みなどにお困りでしたらぜひ当院までお越し下さい。
皆様のお越しお待ちしております。