マレットフィンガーと聞くとあまり馴染みが無いかもしれませんが日常的に起こる突き指で起こってしまうことがほとんどです。

ではどのような状態かというとマレットフィンガーのなかには、指を伸ばす腱である伸筋腱が断裂生じるものと

第1関節内の骨折が生じて起こるものの2つがあります。

 

 

腱性マレット指は、指を伸ばす伸筋腱(しんきんけん)という腱が断裂した状態のことを言います。

腱性マレット指をそのまま放置してしまうと、PIPという関節が過剰に伸びてしまいスワンネック変形になってしまうことも。

腱性マレット指の症状には

・指の第一関節のDIPという関節が曲がったままの状態

・伸ばす腱が切れているため、自力で指が伸ばせない

・痛みを感じないことがほとんどのため、症状に気付きにくい

 

 

 

 

 

骨性マレット指は、指の末節骨の関節内骨折が生じていることを指します。

骨性マレット指を放置してしまうと、関節の脱臼を起こしてしまうリスクが高くなります

骨性マレット指には

・骨折のため腫れや痛みが強い

・痛み方もズキズキするため、異常に気付きやすい

・バレーボールやバスケットボールなどの指を酷使するスポーツで起こりやすい

ではマレットフィンガーを放置するとどうなるのでしょうか。

マレットフィンガーは、指の先端の骨にくっついている伸筋腱が断裂していたり、骨折が起きている状態のため放置すると

・指の第一関節が伸びない、または曲げられない

・手術が必要になる

・脱臼のリスクが高まる

 

早期治療が重要です。第一関節の脱臼がある場合とない場合で治療法が異なります。

第一関節の脱臼がなければ装具もしくは手術8週間第一関節を伸ばした状態で固定します。

第一関節の亜脱臼がある場合、脱臼の整復を行ない、まっすぐに伸ばした状態で固定します。その後手術を行い固定をします。


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